武士の一分
映画「武士の一分(いちぶん)」(12月1日から公開)
この映画は山田洋次監督の藤沢周平時代劇3部作の最終作で、
主演は木村拓哉。「檀れい」は妻役で好演しています。。
海坂藩の下級武士である新之丞(木村拓哉)は、毒見役を務めて
失明してしまう・・・。
絶望の中、妻・加世(檀れい)は夫を救おうと上士に会いに行くが
罠にはまり、身を捧げてしまう・・・。
激怒した新之丞は、武士の「一分」をかけて報復を誓う・・・。
この映画は、観る者に対して自分ならどうするかを訴えかける
ものとして印象に残ると思いますが、実は根底には、江戸時代と
いう時代背景があり、封建制度の中の夫婦愛ということが前提ですが、
「耐える」ことも時には爆発するというメッセージを感じます。
木村さんの盲目になりきっての演技はもちろん、檀さんの
切ないまでの愛が印象的です。
この映画は、華やかな大ヒットという感覚ではなく、じわーっと
心に染みる作品です。
木村卓也は幼少の頃から剣道をやっており、
その味を上手く引き出している監督の手腕はさすがですね・・・。
木村卓也の剣の振る舞いも注目してみたいところです。
あの「たそがれ清兵衛」も人間の泥臭い部分を感動的に映し出して
いましたが、この作品はそれ以上のものとなっています。
ロケ地は滋賀県の埋木舎、静岡県大井川のほとりや、
鎌倉の浄智寺などが選ばれたそうです。
